IBで主に使われる用語をまとめました。中には中国校でしか使わないものもあるので、そちらはそれぞれ明記してあります。
思い出せる分だけ書き出したため、他にもわからない用語があればお気軽にご連絡ください!下のマシュマロから投げていただければ確認して追加します。
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Ab initio
IB教科のGroup2の一種。Chinese ab initio、Spanish ab initioなどがあり、その言語の本当に本当に本当に初心者の人が選ぶ科目。例えるならば日本教育の中学一年英語からスタートする。日本教育の高校一年英語くらいからスタートしたければChinese B, Spanish Bなど「B」がつくものがおすすめ。母国語レベルに話せるならば 「A」がおすすめ。
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CAS (Creativity, Activity, Service)
IB取得の三大条件(CAS, EE, TOK)の一つ。日本でいう部活。定められた時間以上の活動を行う。二年間の間で必ず、Creativity(創作活動)、Activity(スポーツ)、Service(奉仕活動)を最低一つは経験しなければならない。
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CIALFO
海外大学行くときに、その大学の特徴を調べたり必要書類を調べたりするサイト。学校側がアカウントの作り方を教えてくれる。このサイトを通して書類提出などをする、と思う。私自身は海外大学結局応募しなかったからかなりあやふや…
Criteria
各教科の成績の評価基準。教科によって異なる。それぞれのStudy guideを調べたら記載してある。Study Guideの調べ方はネットで「IB Physics Study guide」「IB Physics Syllabus」などで調べたら出てくる。(注意:Study guideはどの教科も6年ごとに内容が変わります。誤って1900年代のものなどは使わないように。)
Criteriaの例
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DP1 (Diploma program 1st grade)
IB Diploma二年生のこと。
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DP2 (Diploma program 2nd grade)
IB Diploma一年生のこと。
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DT (Design Technology)
IBの教科の一つ。7を取るのはかなり難しいと言われている。
EA (External Assesment)
IBのFinal Gradeを決める方法の一つ。他にはIA(Internal Assessment)がある。EAは学校外部のIB Examinerによって、基本的に筆記試験で採点される。筆記試験は教科によって数種類あり、それぞれPaper1、Paper2、Paper3という風にして分類される。
EAの例(English Literature Aの場合)
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EE (Extended Essay)
IBのボーナスポイントの配分を決める要素の一つ。他にはTOKがある。4000語以内で書き上げる卒業論文であり、基本的に一つの科目について書く。だが、二科目に関連するトピックの場合、二科目について書いても良い。この場合、World Studiesという科目扱いになる。生徒にはSupervisorというEEをサポートする教師がつくため、Supervisorと相談しながら書き上げる。
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Econ (Economics)
IBの教科の一つである経済の略。
基本的に夏休みの時間を使って行う課外活動のことを指す。思い思いの活動をして、University Applicationに書く材料を揃える。
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Essay
小論文のこと。文系科目は大抵このEssayで評価されることが多い。
Final exam
IBのFinal Gradeを決める試験のこと。この場合、基本的にEA(Extended Essay)の筆記試験を指しており、IAは当てはまらない。実施される時期は毎年5月と11月。
Firsties
一年生のこと。「This is my firsty!」と、同じ国出身の後輩を同級生に自慢して可愛がることが多い。くっ、パンデミックさえなければ…
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FG (Final grade)
IBの最終成績のこと。5月のFinal Examを受けた場合、4月入学の日本の大学には基本的にこの成績で応募する。9月入学の海外の大学はPG(Predicted Grade)で応募する。
FP (Foundation program)
中国校独自の学年。IBを始める一年前から中国校で学ぶことで、IB準備期間として知識を蓄える。
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GDC (Graphing Calculator)
関数計算機。機能が充実しているため、かなりお高い。二万円とか。学校によって貸し出してくれるが、中国校は学費が全額奨学金でないと貸してくれない。IBでは必須であり、主に数学や物理で使う。Final Examなどでも使用する。使用しないと解けない問題もあるので、必ず必要である。必ず。
Grade Boundary
1〜7のスコアを決めるボーダーライン。例えば、70%以上の正答率なら7、60%以上は6、というふうに決められている。教科によって、また、試験によって毎回異なるため、確認が必要である。
Group 4 project
理科系科目を取る生徒の中で、異なる科目を取るもの同士でグループを組んで、出されたトピックに沿ったプレゼンテーションを行う。例えば、生物を取る生徒、物理を取る生徒、化学を取る生徒の組み合わせでグループを作る。評価は合格か不合格かのどちらかしかなく、とても大変というわけではないが、もしプレゼンテーションをしなかった場合は留年するかもしれないのでちゃんとやろう。
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IA (Internal Assesment)
IBのFinal Gradeを決める方法の一つ。他にはEA(External Assessment)がある。IAは学校内部の教師によって、採点される。形式は教科によって異なり、口述試験だったり研究レポートだったりする。
IAの例(English Literature Aの場合)
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IO (Individual oral)
口述試験のこと。言語系の教科のIA(Internal Assessment)として課されることが多い。IOの中でもIOC(Individual oral commentary)とIOP(Individual oral presentation)の二つに分類される。
IAの採点方法の一つであり、あらかじめ選んだ文学作品二つについて口頭で分析する。メモは持っていていいが、メモできる量は限られている。制限時間があり、その時間が終了したら教師との質疑応答が数分ある。質疑応答は減点するためのものではなく、加点するためなので安心できる。IAは時間をかけて準備できるため、Final Gradeのスコアを伸ばすにはIAに力を入れることが勧められている。
IOP (Individual oral presentation)
IAの採点方法の一つであり、あらかじめ選んだ複数の文学作品についてプレゼンテーションをする。2020年まではIOPが採用されていたが、2021年以降は廃止された(多分?)。IAは時間をかけて準備できるため、Final Gradeのスコアを伸ばすにはIAに力を入れることが勧められている。
Lab report
IAの採点方法の一つであり、一つの研究トピックに関して10枚前後のレポートを作成する。理科系の科目で課されることが多い。先生からのフィードバックを有効活用することがポイント。IAは時間をかけて準備できるため、Final Gradeのスコアを伸ばすにはIAに力を入れることが勧められている。
Managebac
学校の時間割やこれまでのテストのスコアなどを確認するサイト。提出物は全てこのサイトを通して行われる。提出時間も記録される上、締め切り時間を過ぎたら提出できない可能性もあるため、前もって提出すること。
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Mock exam
Final Examの模試のこと。Mock Examで試験が実際にどのように実施されるかを体験する。また、自分の成績がどのくらいに位置するのかを確認できる。
Paper
Final Examの筆記試験のこと。教科によってPaperは複数あり、Paper1、Paper2と区別して読んでいる。
Paperの例(English Literatureの場合)
PG (Predicted grade)
FG(Final Grade)の予想される点数。これまでの成績を考慮して教師が予想する。基本的に、9月入学の海外大学を受験する場合はこの点数を使う。その場合、PGを使って仮合格が通知されるが、FGがPGよりも遥かに低い場合、大学は合格取り消しを通知するため、FGまで気が抜けない。
Project week
これはもしかしたらUWC独自の制度なのかもしれない。CAS活動の一部であり、年に一回遠くの地方に遠征して一週間ほど滞在し、奉仕活動などに取り組む。必修ではあるが、決して苦しいものではなく、かなり楽しむことができる。学ぶこともたくさん。
SAT
海外、主にアメリカの大学に申請する際に基本的に受ける統一テスト。英語、数学、エッセイの二もしくは三科目受験し、そのスコア次第で大学受験の審査が行われる。ちなみに日本でも実施されている。年に数回受けることができ、以前のスコアに不満があれば何度でも受け直しが可能。そのため、早いうちからSAT対策を行って、数回ほど試験を受け直すことが勧められている。
SSST (School-supported self-taught)
IBの教科の一つ。言語系の科目で履修することができ、例えばJapanese Literature A SSSTなどが存在する。通常、言語系科目は教師に直接教わりながら学習するが、SSSTの場合は文字通り生徒一人での学習となる。そのため、通常の言語系科目(例:Japanese Literature A)はSSSTの科目(例:Japanese Literature A SSST)と評価基準が少し異なる。
学校によって対応は異なるが、中国校の場合はTutorというオンラインの日本人教師にエッセイ課題を提出し、そのフィードバックをもらうことを繰り返すことで履修した。中にはTutorを用意していない学校もあると聞く。その場合は完全に生徒一人で学習を進めることになる。
ちなみに日本語のSSSTは点数が取りやすいと言われているが、純ジャパで生まれて16年間日本教育を受けてきたはずの私は何故か5を取った。パンデミックでFinal ExamがキャンセルされてIA(Internal assessment)だけで評価されたせいかもしれないが、それまでTutorから7の評価しか貰ってこなかったのにも関わらず、この結果である。なんとも不思議なことだ。
Study Guide
(注意:Study guideはどの教科も6年ごとに内容が変わります。誤って1900年代のものなどは使わないように。)
各教科の教育方針、シラバス、試験内容、採点方法やポイントなど全てが詰まっている。IB生は必ず、必ずこのStudy guideに目を通すことをお勧めする。Googleの検索バーで「IB Physics Study guide」と入力するだけでそのPDFが出てくる。
ただ一つの大事な大事な注意点。上記のように、6年ごとに内容が変わるため、必ず自分の年に当たるものを使うこと。例えば、2021年からIBを始める人は2015年以前のものは使っては意味がない。
Syllabus
(注意:Study guide、Syllabus共にどの教科も6年ごとに内容が変わります。誤って1900年代のものなどは使わないように。)
Study guideの中の項目の一つ。勉強するトピックの詳細が書いてある。それらのポイントを抑えることがIB攻略の鍵となる。ちなみに私は要領悪くてあまりポイントの理解ができなかった。先輩にSyllabus大事!って口酸っぱく言われたので、多分大事なのだと思う。
ただ一つの大事な大事な注意点。上記のように、6年ごとに内容が変わるため、必ず自分の年に当たるものを使うこと。例えば、2021年からIBを始める人は2015年以前のものは使っては意味がない。
英語能力を測る試験。TOEFL、それもTOEFL IBTが大学入試で欠かせない。これは国内国外問わずだ。基本的に、国内の帰国生入試と国外のapplication、その両方で求められる。TOEFL IBTは何度でも受け直せる。
TK/PPD (Presentation Planning Document)
TOK Essay提出の際に同時に提出する書類。Essay作成の流れと反省点のレポート。専用のフォーマットが用意されている。TOK Essayを手伝ってくれる先生にフィードバックをもらい、3回に分けて相談した点と改善点をまとめる。
TOK Presentationの際に提出する書類。Presentationを要約したレポート。専用のフォーマットが用意されている。IB ExaminerはPresentationの録画ではなく、このフォームのみを評価する。Presentationそのものを評価するのは学校内部の教師。
TOK (Theory of Knowledge)
IBのボーナスポイントの配分を決める要素の一つ。他にはEEがある。TOK EssayとTOK Presentationの両方によって採点される。TOKは簡単にいうならば一人二役でディベートをするようなもの。Claimに対するCounter Claimを用意して、この視点からは賛成だけどこの視点からは反対だ、といったどちらとも言えない結論に辿り着く。そこに至るまでAOKやWOKの複数の視点を駆使するのだが、かなり複雑でIB生の多くは苦手意識を持っている。もちろん私も苦手。卒業した今も理解できた気がしない。ファイト。
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TOK essay (Theory of knowledge essay)
TOKの評価を決める一つの要素。一人で取り組み、1600語以内のエッセイを仕上げる。サポートする教師がつくため、その教師と相談しながら書き上げる。IB本部が年度によって複数のお題を提示するため、生徒はそのうち一つを選んでそのことについて論じる。
TOK presentation (Theory of knowledge presentation)
TOKの評価を決める一つの要素。1~3人のグループで取り組む。一人でする場合は10分、二人なら20分、三人なら30分と制限時間が決められている。一人では短すぎるが、三人では長すぎるため、基本的に二人のグループが勧められている。内容は自由であり、パートナーと話し合いながら決める。
University essay
海外の大学を受験する際に必要な書類の一つ。活動報告書のような堅苦しいものではなく、自分の人生のある特別な出来事について物語を語るようにして書く、なんだかえらくクリエイティブな作業らしい。ただ、私は結局海外の大学を受験しなかったため、詳細についてはよくわかっていない。自分の担当のUniversity Counsellorと相談しながら書く。多分、DP1とDP2の間の夏休みごろから取り組み始める。
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VA (Visual Art)
IBの教科の一つ。つまり美術。同級生曰く、課題量が多く、7を取るのは難しいらしい。
Zhixing
中国校独自のCASのカッコいい呼び方。そのままCASって呼べばいいのに。
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