UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

Group 4 Projectの説明 労力は少なくて良いが油断すると留年の危機?!

ちょっと書くことが思い浮かばなかったため、今現在やっているGroup 4 projectについて説明します。

 

そもそもGroup 4というのは理科系教科のことで、IBではGroup1〜6で分かれており、Group1は言語、Group6は芸術などというふうに生徒がバランスよく教科選択ができるようになっています。

 

Group 4 projectでは理科のプロジェクトを4〜6人ほどで1グループになってプレゼンします。その時のグループメンバーは皆違う教科を勉強していて、私の場合は物理、あなたは生物、あなたはESS、というふうにして一つのトピックをいろいろな教科の視点から考察します。

 

このProject自体は評価の段階はなく、ちゃんとグループでやったかやらなかったかだけが評価されます。どんな質であっても、締め切りを守れば合格、締め切りを守らなかったら留年の危機。

 

だから出来はともかく、とにかく出された条件をクリアすればいいんです。じゃないと留年、怖い…ちなみにIBでの点数が足りずに留年は数人いますし、IB自体をfailする人も少なからずいるため、生徒の危機感は抜群に磨き上げられています。

 

私のSSST(セルフトート)のクラスにも2回目DP1の子がいたなあ。English Literatureの方もしばらく姿見ないなと思ったら、いつの間にか国に帰ったという子もいる。あとお酒とかのルールで学校メールのお知らせで知っている限りだと二人処分受けてたりする。

 

あ、でもちゃんとやっていたら大丈夫なんで!ちゃんと普通にやれば大丈夫、やらなければこんな風になってしまうってだけです。もちろん精神的に疲れた場合はカウンセラーもいるし、出席数等の配慮もちゃあんとしてもらえるんで、理由なく欠席とかそういうのがダメなだけです。

 

ちょっと話がずれましたが。Group4 projectはつまりはそういうことです。プレゼンの方法はなんでもよくて、ポスターとかでもいいしプレゼンでビデオ撮ったりとかでもオーケー。

 

年によってトピックは違って、今年はコロナがあったためトピックは「Pandemic」。

 

聞いたときは狼狽えました、だって私の教科物理なのにどうやって物理でPandemicについてディスカッションするわけ…???って多分物理選択者はほぼほぼ思ったと思います。

 

でも後から聞いた話だと、Group4 projectはトピックそのものについて議論するんじゃなくて、そのトピックに因んだ商品開発等のプレゼンとかをすることが多いみたいで、私たちのグループは「アルコール消毒商品の効果」についてのプレゼンに決めました。

 

Bioの子たちは菌、Chemはアルコール自体の化学式、ESSは環境への影響とか、DTはアルコール消毒商品の容器、そして私のPhysicsでは理想気体についてやりました。

 

まあ、物理についてはちょっと強引ですが。アルコール消毒は液体が前提なのに無理やりアルコールの気体の場合を仮定して圧力とか温度変化とかについて話すんですもん…

 

でも力学と波と熱学くらいしかまだ勉強してないんでそれしか話せない…グループの中でもう一人物理とってる子がいたのが幸運でした。

 

とりあえず温度変化による圧力、体積の変化のグラフをぶっ込んで〜エタノールは78.4度以上で気体に変わるから〜それ以上上がると気体の体積も圧力も増えて容器をぶっ壊しちゃうから〜熱い所にアルコールは置かないでね〜

 

みたいな流れだけです。そもそも78.4度以上の場所にエタノールを置くことってあるんだろうか、78.4度以上の熱いところってどこ、人類生きてないよ…?みたいなことは思わなくもなかったですが心の奥底に無理やり詰めて蓋をして無視しました、だってそれ言ったら全て崩れちゃう〜

 

今日がGroup 4 Project presentationの締め切りなんですが、数日前の別の締め切り(多分詳細なトピック決め?うちの場合は「アルコール消毒商品の効果」にしましたが他には「マスクの効果」とかのグループもありました)で締め切りを守ってなかったグループが2グループほどあったみたいで。

 

2回くらい全体に先生も警告していたんですが、そのグループの人たちはどうなるんだろう…メンバー見てみたら結構見知った人いたんでもう一度やるチャンスを与えてもらえられたらいいな…

 

Group 4 projectはパスするのは簡単だけど、なめたら足元救われちゃう系の課題なのです…