UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

UWC中国校ぼんやり日常編 白湯

どうしてか分からないけど、中国人はなぜか白湯をものすごく飲む。あっつあつの熱いお湯を夏でも水筒に入れて飲んでいる。

 

キャンパスで水を補充するときに冷水とお湯のどちらか選べるけど、なぜか周りの中国人はことごとく熱湯を飲む。レストランとかもお冷やじゃなくて熱湯しかないということは多々ある。

 

中国校いって一週間目くらいの土日に確かYushan Challengeっていうキャンプをした。登山して汗かくし、夏で暑いし、喉渇くし。そして晩ご飯は山小屋のレストランで、みたいな感じだったけど。そこで出されたのも火傷するんじゃないかと思うほどの白湯。

 

慣れている中国人はごくごく飲むけど、インターナショナルの子たちは皆苦笑しながらも絶望していたね。お湯なら冷めるまで待てばいいじゃん、って思うけど、それがかなり時間たたないと冷めないだろう温度で。猫舌の人はもちろん、そうじゃない人もなかなか飲めず。

 

熱湯が好まれている理由は、多分消毒の意味を兼ねて、だと思う。日本と比べて衛生状況は良くないから、よっぽど都会じゃなければ、例えば設備が整ったキャンパス内とかじゃない限り、水の整備も多分しっかりされていないケースがあるんじゃないかな。

 

それに面白いことに、地方のレストランで出されるお皿はよく新品、ではないと思うけど、日本でプラスチックに入ったお絞りのように、プラスチックに入ったお皿とコップが提供されていた。それを破って、お湯をお皿とかコップに移して、くるくる回す。そしてそのお湯を捨てる。(語彙力が足りなくて上手く説明できない、このイメージ伝われ〜)

 

これはお皿を綺麗にするためだと思う。茶道とかのお茶碗を清める手順に似ているなって思う。中国人はみんな当たり前のようにそれをやっていて、私たちインターナショナルはやり方教えてもらっていた。面白い習慣だな〜って思った。

 

話は元に戻して。そう、中国ではものすごく白湯が飲まれている。そしてその環境に暮らすインターナショナルの子たちはそれを見て、皆一度は思うんだ。白湯を毎日水筒に入れて飲むってどういう感じなんだろう、って。

 

そして白湯を飲み始める。よく分からないまま飲み続ける。すると、勝手に体が白湯に慣れて、なぜかインターナショナルの子たちも毎日白湯を選ぶようになるんだ。冷水という選択肢もあるというにも関わらず。

 

つまりそう、白湯を飲み始めたなら、中国に染まっている証拠なのだ。