UWC中国校のコロナへの対応
実はこの記事一度書いたんですが、投稿しようとしたらあら不思議。白紙になって戻ってきました。ということで書き直します…悲しみのどん底と面倒臭さのどん底ワールドよりお届けします。
えー。タイトル通り、学校のコロナの際の対応を記憶を辿りながら頑張って思い出します。半年も前のことで覚えてないことも多いと思うので、あやふやなところがあったらすみません…時系列で書いています。
一番正確なことはTwitterでリアルタイムで呟きまくっていると思うんですが、あまりにもTwitterで私の呟きが多くて、半年前の呟きに戻れる気がしないのでマイメモリー、頼りにしてるぞ。(マイメモリーといえば、「冬のそなた」ってドラマ、話は見てないのですが曲がすごくいいですよね〜そのドラマの中に「My memory」って曲があるんです〜)
一月下旬
ちょっと待ってください。記事消えたショックで頭がポンコツになって思い出せねえ。
あっ、そうだ確か全ての始まりは春節休み真っ只中。カレッジには誰もおらず、生徒はみんないる場所バラバラ。私は上海でホームステイしてて、その時にコロナが酷くなったんだよね。
そのホームステイの話はこちら!
学校側はその時に「インターナショナルの生徒は全員中国国外に出るように」と連絡したため、日本に帰る準備をしました。この決断は早い方だと思います。ただ、香港校はもっと早くから連絡していたみたいです。
その時に自国に経済的な理由で飛行機代が厳しく、戻れない人たちが一部いました。学校側も頑張ってチケット代補助してました。それ以外にも、他国の生徒が、その困っている人たちをホストして、助け合うことで対策を練ったりしました。
私もできることなら手助けしたいという思いで、家族と話して、ホンジュラス出身の子をホストファミリーとして受け入れることにしました。
ちなみに私の家は特別広いわけではなく、むしろ私は自分の部屋は持っていないので、もしかしたら窮屈な思いをさせてしまったかな…とか。コロナでほとんど外出させてあげることもできませんでした。
二月上旬
通常なら授業始まっていただろう日から、一週間遅れくらいでオンライン授業が始まりました。かなり対応は早い方なのではないでしょうか。特に日本の様子と比べると、元から生徒全員Microsoft Officeを持っていることや、デバイスが手元にあることから、Microsoft Teamsへの移行もスムーズにできたように思います。
ただインターナショナルスクールならではの問題が2点ほどありました。一つ目は時間軸。中国の時間に合わせて授業をすると、地球の反対側の人たちは授業が深夜なのです。
この問題解決にあたって、中国時間に合わせられる人はライブで授業を受ける。合わせられない人は、録画されたその授業を見ながら課題に取り組むというシステムでした。もちろん、後者の人も先生に気軽に質問可能です。
二つ目の問題はWi-Fi環境。UWCには本当にいろんな国から来ていて、Wi-Fi整備が進んでいない国から来ている人もいます。解決策として学校が生徒の代わりにWi-Fiを購入したりしていたようですが、それでも近所の家に行ってWi-Fiを使わせてもらわないと授業が受けれないという生徒もいたようです。
こんな感じで試行錯誤しながら、生徒はフィードバックを学校に送って、改善、を繰り返してシステムの穴を埋めていく形で授業は進みました。
三月上旬
ホンジュラスの子が自国に帰りました。やっぱり、急なホームステイでは一ヶ月以上の受け入れは難しく、学校側にもその現状を伝えると、仲介をしてくれました。そして自国に戻る飛行機代の補助等もあり、無事自国に帰れたそうです。
三月下旬
これくらいの時期が第一帰還予定日でした。が、コロナの凄まじい拡散力で呆気なくその予定は取り消され、オンライン授業が進行していきました。
私自身はこの頃は確か、自分の授業の集中力を保つのに試行錯誤していました。ネット接続のために授業中はみんなビデオはつけないということもあり、自分に甘くて、自己管理がうまくできていなかったなって反省しています。それもまたいい経験になりました。
四月
特に何もなく、授業を受けて、たまにテストを受けて、の繰り返し。
五月下旬
これくらいの時期に第二帰還予定日。もちろんこちらも呆気なく姿を消しました。
この時期にDP1はEnd of Year Examに取り掛かって、DP2はもう勉強は終えて、卒業したんじゃないかな?卒業式は多分六月だった。
ここでの問題発生は、いかにカンニングを防いだEnd of Year Examを作るかということ。もちろん生徒一人一人を監視することはできず、Assess Prepっていうアプリを使ってみたり、他のことを試してみたり、って先生たちも頭を抱えていたようです。
結論としては、Open Book Examっていう、資料や教科書を見ることを前提とする試験。そして九月にも改めて試験を実施してそちらでも評価するということ。でもOpen Book Examそれだけ特殊な試験なわけですから、問題作りにかなり先生たち疲れていた模様。先生、休んで…
六月上旬
普段のアカデミック日数より二週間ほど長く授業した後に夏休み。理由として、オンライン授業では学習のクオリティが落ちるため、その措置として授業日数を伸ばしたらしい。
また、寮費や食費等のお金も生徒に日数分、返金されました。私の場合は日本協会を通しているので、奨学金等の割合を計算して、浮いた寮費や食費を来年の学費に回す、ということでおさまりました。
そのまま夏休み!
結論として、学校側はめちゃくちゃ頑張って対応してくれます。メールで定期的に現状報告してくれて、特に進捗がない場合も「この難しい時間を乗り越えることはきっと私たちの糧になる。この機会を利用して、こういう時にしか得レナいものを増やそうぜ!私たちならできる!」という健気なメッセージがよく校長先生から届いていました。
ポジティブで健気すぎて泣ける。
先生たちも、「大丈夫?ちゃんと寝てる?寝てる?」って言いたくなるくらい生徒のことを考えたり、オンライン授業の改善にとても尽力してくれていました。夏休みでも仕事は多いかもしれないですが、ぜひ、ぜひ、休んでほしい!お願いだから休んで!!!
ということで、私の感想としては、コロナを通して学校がめちゃくちゃ謙虚で誠実に対応してくれてて、いい学校に出会えたな、って思いました。生徒一人一人の要望や改善案に回答してくれて、感謝しかないです。