UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

中国でホームステイ 春節休みに初めて会うホストファミリーのもとで一週間過ごしました

UWC中国校での長期休みは主に三つ。夏休み、クリスマス休み、そして春節休みです。

 

クリスマス休みと春節休みはたった二週間ほどなので、自国が遠い人は経済的理由等で帰れなかったりします。そういう人たちのために学校が用意している制度がホームステイ。

 

もちろんキャンパスでできた友達の家に泊まりに行く人も多いですが、この学校の制度では学校側が用意した初対面のホストファミリーのもとでホームステイできます。

 

今年は応募したホストファミリーが少なかったみたいで制度利用希望の生徒の方が多く、色々と問題があったようですが、私も制度利用希望で運よく滞在させていただけました。本来なら二週間過ごすはずでしたが、コロナで途中帰国することになってしまいましたが…

 

私が滞在したのは上海。交通費だけは自腹ですが、いくらぐらいの予算でどこにホームステイしたいかなどの希望を伝えることができます。中には地方の方に行く子もいました。

 

学校から出るバスに乗って空港で待ち合わせ、自分こんな格好してるよってホストファミリーの人に写真送ってスタバで合流。

 

車で家のほうに連れて行っていただきました。私のホストファミリーの人たちは少し英語喋れる人たちだったので英語で会話させていただきましたが、英語喋れないホストファミリーも多いみたいで、そういう時は身振り手振りや翻訳アプリで対処していると聞いたような聞かなかったような。

 

ホストファミリーのもとには一つか二つかな?年が下の娘さんがいて、ちょっと話したりしました。でもかなり大人しい子だったみたいであまり話が盛り上がれなかったのがちょっと残念。その子はインターナショナルスクールに通ってて英語もペラペラなのでその子を通して親の方と翻訳してもらったりしました。

 

着いた家はめっちゃ豪華…びっくり…中国の家庭は経済格差がかなり大きい気がします。そして大体インターナショナルスクールやUWCに通わせられる家庭はかなり裕福っぽいです。リビングのシャンデリアにびっくりしました。

 

部屋に案内されて、荷ほどきしてwifi教えてもらったり…一週間コロナだったのでずっと家にいました。実際にやることは何もなく、ダラダラしていたような。

 

家事の手伝いやることありますか?って尋ねてみたけど何もしなくていいよ!って言われちゃいました。めっちゃ親切心からでしょうが、ちょっと悲しかったり。ホストする側からしたら客として、もてなしたいっということなのかなと思いました。そして初めてホームステイさせていただいて、ただお世話になるだけでは申し訳なくてオロオロしてました…

 

そしてリビングがあまりにも豪華なのと中国語が飛び交っているので気後してしまって部屋で1日を過ごすことが多かったです。多分もっとズケズケいくべきだったんだな、って今は思います…

 

実はホームステイする前にUWCの学校側から、くれぐれも!くれぐれも!迷惑かけるな!家事を手伝いなさい、食事に文句は言わない、シャワーを浴びる時間(水道代がガス代が嵩むから)、洗濯、身嗜みに気をつけなさい、与えられた部屋のベッドメイキングは綺麗にしなさい、夜適切な時間に寝なさい、エアコンは電気代がかかるからつけすぎるな、代わりに毛布や厚手の上着とかを持って行きなさい等かなり念押しされてて滞在中迷惑なってないかなってめちゃくちゃ考えてしまって…

 

なので寒かったけど暖房も入れていいのかわからなくてちょっと入れては消してを繰り返したり。夜中つけっぱなしは電気代怖くてできなかったんで消して布団に潜り込んだけど布団が薄かった…

 

以前その制度を利用したホストファミリーからそういう苦情が多かったみたいなんです。それでホストファミリーの応募が減ったらしくて。でもその念押しに加えて、交流もしなさいって言われてもうどうしたらいいのって混乱しまくった結果が自室引きこもり…

 

部屋にいること多いね、ってホストファミリーに言われて「宿題してるの、、」って誤魔化したり。今思えば素直にやることなくて、リビング行ってもいいかな?って聞けばよかったかな。

 

本当にホストファミリーの方に申し訳ない。めちゃくちゃ親切で気にかけてくれて食事で日本食作ってみてくれたりしてたのに…春節お祝いでプレゼントとかお年玉ももらったりしたのに…ごめんなさい

 

文化が違うので口に合わなかった食事があったのですが、やっぱり学校の念押しが怖くて「味どう?」って毎回聞かれる度に「美味しいです」って答えて、強制おかわりコースのループ…あそういえば不思議な食材がありました、見た目がめっちゃシリコンたわしの食材なんです。味はよくわからないけどめっちゃシリコンたわし。白い半透明でぷにぷに?しててプニプにしたトゲみたいなのがついてて。私シリコンたわし食ってる!って思いました。

 

それで好意で一度リンゴとヨーグルト勧められて美味しいです、って答えたら毎食ごヨーグルトとリンゴ(一個丸かじり)出してくれてめっちゃリンゴとヨーグルトが好きな人間になってました。ちなみに私は多分かなり少食なほうなので、お腹やばいけどいらないって言いにくい、、ってなって食べ切りました。私よくやった。

 

そんなこんなでとてもとても申し訳ないホームステイになってました、、。本当にごめんなさい、もっと交流すべきだったな。

 

過去のホームステイした人たちからどうだったか聞くと、楽しかったという人もいれば、ミャンマー人の子は「写真で中国人に見えたからその子にしたのに中国語が喋れないんだね」、ってホストファミリーに言われたり、黒人の子は「黒人ってもっと暴力的なのかと思っていた、優しくてびっくりした」というような感想を言われて複雑な気持ちになったらしい。

 

多分家庭によって全然環境が違って私はとても恵まれてました。