UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

LGBTQ+をサポートする週間

中国校では一学期にLGBTQ+をサポートする週間がありました。

 

サポートの仕方は簡単。LGBTQ+の象徴である虹色の服を一週間着ることです。曜日ごとに色が割り当てられ、学校の人たちみんなでその色を着ます。

 

学校のWE CHATグループでそのポスターが流れてきて、私も参加しました。持ってきた服の色数が少なかったことをとても後悔しました。なので黄色の日はクリーム色の服を着たり、青の日は紫の上着着たり。

 

色近いから許して。

 

その曜日の色の服を多くの人が着ているを見るととても嬉しく感じました。

 

うちの学校はとてもLGBTQ+や人種などの問題に真摯に取り組む人が多く、差別は私が知る範囲ありません。みんな自分のことをカミングアウトしたり、カミングアウトしても関係が変わることはないです。

 

そんな週間の集会で生徒が制作した生徒や先生、学校関係者のビデオが流されました。

 

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こんな感じで初めは生徒や先生が自分のことを一人5秒ずつくらい紹介していく動画です。

 

そして全員が自分のことを話し終わったあと、

 

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とてもとても心があたたかくなって、みんな自分のセクシュアリティを話すときに笑顔でニコニコしてて、その自分のアイデンティティを誇りに思っているのが伝わり、キラキラしていました。

 

同性愛者だからといって不幸なことではない。だから傷つけていい理由なんかないし、そもそも人を故意で傷つける人は人ととして何かが欠けているのではないでしょうか。

 

最高なキャンパスだと思います。中には同性のパートナーと暮らしている先生もいますし、とても素敵な世界です。

 

なのに現実はそう簡単ではなく、差別や偏見によって傷つく人がたくさんいます。その重さを感じるとともに、いつか、いつかこんな素晴らしい世界が普通っていう世界になりますように、と願わずにはいられませんでした。

 

女らしさ男らしさなんかを語る前に、相手を尊重してセクシャリティを認め合う人間らしさを語る世界になりますように。