UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

英語スピーチ2 練習

数ヶ月前に原稿の作り方を書いててかなり遅くなりましたが、今回は練習をどのように進めていくかです。

 

 

練習

 

暗記

 

暗記、と書きましたが、発表する本人がスピーチの原稿作成に携わったならば、作っている間に暗記しているはずです。携わっていないならば、暗記しましょう。絵を描いてイメージで覚えたり、とにかく口に出して体に叩き込みましょう。

 

暗記をしている時点でどのように言うか、テンションの上がり下がり、トーンの高さ、表情、自然な仕草等を頭に浮かべてイメージします。しっくりくるものを選んでください。

 

 

反復練習

 

立って、原稿なしで、観客をイメージして練習。ビデオで自分を撮ったり、鏡の前で練習したりする。練習の頻度は中高生なら毎日朝晩15分くらい、小学生なら20〜30分くらいでいいと思います。やりすぎると変な癖がついてしまって「自然に話す」ということができなくなります。作られた感がどうしても滲み出てしまうんです。

 

また、前回の大会などで見た、上手な人のスピーチのビデオを何回も繰り返してみる。研究する。自分とは何が違うのか。自分は他人と違って、どんな特徴のスピーチができるのか。

 

上手い人の研究は当たり前のようにしないと勝てません。とにかく技術を盗んでください。間の長さ、テンポ、話す速さ、目線、初めのお辞儀からの仕草、どこが堂々としているように感じさせるのか、表情の些細な変化、誰に向かって語りかけているのか、どんな声を使い分けているか、眉が見えている方が表情がよく伝わるか。見るところはたくさんあります。

 

中には不自然なくらいジェスチャーが多かったり、逆に棒立ちの人もいたりします。私自身の自論では、ジェスチャーは無くていい。本当にいらない。嘘くさく見える。

 

舞台の上では確かに役者ですが、わざわざこれは演技だよ!と客に見せてその嘘の感じを伝えることはマイナスです。役者としてすることは一つ、自分の世界に観客を巻き込む、引きずりこむことだけです。

 

私の理想は、原稿を暗唱しているのが丸分かりになるものでは無く、まるでその場で思いついた言葉を巧みに操って語る、と言うスピーチです。これが出来る人は本当にすごいです。そして数をこなせばある程度それはできるのですが、数をしていなくてもできる天才がいます。

 

私は超がつく凡人です。やってきた数、経験だけは負けるつもりはありませんが、そういう才能はありません。経験で勝てるのは小学生、頑張れば中学生の途中くらいまで。中学高校からはそういう天才が現れてきます。とにかく話が上手で、声質にも恵まれているんです。

 

声質に関して言いますと、私は本当に声には恵まれていません。細くて、ドスがきかない声です。このスピーチの世界だと個性的であればあるほど最高です。ハスキーだったり、ドスがきいたり、低かったり、印象的でかつ聞いてて心地いい声は本当に羨ましかった。

 

他にも才能と呼べるものはあります。その人にしか持っていない独特なテンポなんかもそうです。話し方がとても個性的で、でも聞いてて心地いいというものです。そしてこれは男子に多いです。女子と男子では話し方がかなり違っていて、スピーチの世界では女子の方が圧倒的に多いです。

 

そのため、男子の持つ低い声、独特な話し方はかなり評価にいい影響を与えることが多いです。もちろん使い方で評価も変わりますが、大会で男子が来るたびに身構えていたものです。

 

 

 

以上が大まかな練習で私が注意していたことです。