UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

UWC奨学生一次試験に合格するためにやったこと

わー!ブログ更新怠りすぎてすんません!!!色々ありすぎて色々…

 

そろそろUWC奨学生の募集が始まる頃かな。この時私は必死にネットで試験の情報がないか調べてたんだよねー。うん、懐かしい。

 

ということでUWC派遣奨学生の試験のために私が個人的にやったことを書いていきます。試験内容は書いちゃダメなんです。ブッブー。

 

なので私がやったことも役に立ったか立ってないかも書きません。役に立たない勉強なんて無いしね。後半分かりづらいかも、ごめんねー。

 

追記:一次試験に加え、二次試験についても以下の記事にまとめ直しました。

 

luttie.hatenadiary.com

 

 

 

国語

 

何もしてない気が…する…うん、何もしてないな。先輩は学校の現代文の問題集を解いたって言ってたなあ。薄いやつ。確か大問30問くらいの。

 

国語はそこまで難しくない。

 

数学

 

一番怖かった。ネットで調べていくと数学が一番難しいって。先輩も数学の時点でああ、やっちまったってなったって言ってて(その先輩受かってる。)恐ろしい。

 

やった対策は赤チャートの徹底。それだけです。赤チャートを何回も解き直して、暇があればずっと赤チャートをする、というのを夏休みからやってたかな。夏休み後は赤チャートの問題を硬い紙に印刷して、それを一問一問切ってから単語帳みたいに輪っかを作ってました。

 

そしてその単語帳みたいな問題を見て、解くのではなく、解き方のポイントを思い出せたらオーケー。いちいち計算用の紙なんて用意できないので。どう解くのかの方法だけを思い出すようにしてました。間違ってたらバツをどんどんつけていって、バツが多いのを後で復習する。

 

赤チャート見てもわからないところは教科書を見ながら納得。あとは教科書ガイドも買いました。教科書の問題も一通り解いた。でも一番やったのは赤チャート。赤チャートしかしてない。範囲も狭いしね。中学校の分も範囲だけど、基本高校からの範囲の方ができていたら大丈夫。

 

難易度は星3できてたらいい、と説明会で聞いたのですが、心配性の私は全部やってました…やってて損はない。

 

UWCに行った人のブログで青チャートをやったという人がいたみたいなので、青チャートも買ってみたのですが、青チャートの問題は赤チャートでカバーしてるので問題なし。

 

試験解いた感想は、意外と簡単。点数などは公開されないので分からないのですが、実感としてはかなり手応えがあって、分からない問題はなかったです。

 

とりあえず赤チャートをやればできる!赤チャート、最強!!!へいへいへーい!!!(Bokutoボイスで。ハイキューです、すみません。)

 

英語

 

なーんにも対策してない。えへへ。試験としては、満点とった人はいないんじゃないかなあ、程度です。何かしたかったら単語をインプットしたらいいかも。

 

難易度としては、後半になるにつれてかなり難しくなっていく。自分のレベルは英検準一で単語力がない人で、後半は分かりませんでした。

 

募集要項には英検2級レベルを求むとか書いてた気がする。間違ってるかも、ごめんなさい。

 

英語力は学校で英語の授業についていけるかを測るためのものだと思います。英語はできて当たり前、それでいて勉強をどれくらいするか、というのがIBなのです。ちなみに単語が苦手な私にとっては物理でもちょいちょい躓いているのに、もし生物なんて取ってたら圧倒的単語量でついていけないと思います。

 

小論文

 

私は国語の先生に依頼して、小論文の問題出してもらって添削してもらってました。お題は「学校に制服はあるべきか否か。」「異文化との交流がどうちゃらこうちゃら(忘れた)」みたいなのでした。

 

小論文のお題や出し方は年によって大きく違うみたいで。説明会で聞いたら、新聞を読んだりニュースを知ったりして自分の意見を持つ練習をしたらいいよ、とのことでした。

 

私の時はかなり思っていたのと違ってええー?!ってびっくりしました。お楽しみに。

 

その他

 

私は生徒会に入ったこともないし、ボランティアも経験なしです。ただ、学校外の活動といえば、10年間続けてきた英語スピーチです。これだけは周りに負けないです。

 

 

 

英語が難しい人にとっては普通の学問を、普通の学問が難しい人は英語を味方につける、という考え方がIBには合っていると思う。

 

ちなみに私は本当に勉強しない人でした。もう謙遜とかじゃなくて、全く。中学も高校もテスト前も全くしてない。本当に冗談抜きでノー勉で挑んでました。親も私が勉強してるところなんて見たことあったっけってレベルで私は勉強してない。ちなみに天才なんかじゃなく凡人です。中高両方とも宿題が全くないところだったからというのもある。

 

やったとしても前日に1教科数時間くらい。勉強嫌いじゃないけど好きではなかったんで。それなのに塾も行ってないとかいうちょっと大丈夫なの…な変な人です。

 

高校受験の時も直前にちょろっと塾に行って塾は宿題しただけです。宿題やってない時もあったけど。ははは。だから勉強できるわけじゃないめちゃくちゃ凡人です。

 

でも個人的には普通の学力と英語はバランスが大事だと思う。

 

英語の時点でつまずくとその別のものを得るのが相当難しい。英語を鍛えにいく場所じゃない、というのが大事です。私も語彙でつまずいてるけど、英語で思考できる分、他のことに集中できます。英語は道具ですね〜

 

そして学力の話をすると。こっち来たら偏差値?なにそれ。あ、そういえばそんなのあったね。となります。IBは天才のためのカリキュラムじゃなくて、どちらかというと凡人がいかに効率よく天才の跡を追いかけるか、ってことを試されていると思います。

 

じゃあなぜ日本協会は学力テストを課しているか。自分がただ勝手に思うには、日本人は英語と学力のバランスを見るためだと思います。英語ができなくて学力も低い人がUWCというかIBがきつい。英語ができないなら学力でカバーすることができれば、英語がわからなくても数学や物理の仕組みが分かってるからついていけるんです。

 

そしてUWCにとてもとても行きたい人へ。一つだけ。UWCに行くことは成功でもないし、失敗でもない。日本の教育よりいいとも言わないし、悪いとも言わない。だって、まだ学んでる過程。良かったか悪かったかなんて卒業しても、仕事を始めても、死んでもわからないと思います。

 

私の場合はUWC行った方が絶対に苦しい。IBなんて生半可な気持ちでやるものではないからです。冗談抜きで死ぬ気でやらないと、高校卒業認定されないんです。でも面白いからやっています。これは冗談ではなくて、本当に面白いんです。私は日本にいた時からっぽな過ごし方をしていたのですが、こっち来てからは焦ったりわー!ってなるのが本当に面白いんです。

 

合格できなかった人へ。UWCへの合格不合格は努力が足りなかった、実力が足りなかったではないと思っています。

 

ちょっと話が変わりますが、アメリカの大学では頭のいい人が必ず受かるというわけではないそうです。書類をよんで、この人は自分の大学に合っているから合格。合っていないから不合格。と決めるんです。もはや個性です。なんでそう決めるのか。合っていない大学に入ったら生徒が苦しむから。

 

それを知って、しっくり来ました。

 

UWCに行ったのはUWCが自分に合っているから。行かなかったのは合っていないから。別の道が自分に合っているから、だと思います。

 

自分が思うには、日本では偏差値が全て、いい大学に入ることが全てという考えが浸透している気がします。私もそうでした。でも今は頭のいい大学ではなくて、自分に合った大学に行きたいです。奨学金の出る、自分に合ったところ。有名じゃなくていい。

 

「名前」に囚われるのは時代遅れ。

 

だらだらの文になってすみません。でもこれが今の私の思いをありったけに詰めた文です。UWCにいることが正解とは思わない。何が正解なのかもわからない。そもそも正解って誰が決めてるの?自分で勝手に決めてるんじゃないのかな?

 

哲学ちっくになっちゃった。でも本当にわかって欲しいのは、UWCは最高の場所ではない。正解でもないし成功でもない。かと行って失敗でもない。自分の置かれている状況は正解でも間違いでもなくて、それを成功にするか失敗にするかは自分次第。

 

なので重い気持ちで臨みすぎないで下さい。難しいけどね…質問あったらいつでもどうぞ!

 

最近の一言

 

 

試験お祝いって書いてるけど試験終わった(物理的に)お祝いだからね。グレードは良くはなかったけど精一杯やりました。