UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアをする現役高校生

UWC中国長期留学で英語漬け国際バカロレアできなかった卒業生

高校2年夏に中退し、日本協会派遣生としてUWC中国校に2年間長期留学するはずだったが、COVID-19によりカレッジ滞在歴4ヶ月となり、運悪すぎる前代未聞の派遣生となったルムの話(国際バカロレアはかろうじて取れました)

他校に編入または休学をせず中国校に残ることにした理由

先日Twitterでも言っていたように、実は最近物凄い選択をしないといけなくて大学並みに悩んだんですが、こちらの記事で何がどうなったのか書こうと思います。

 

これは絶対レアな案件なので、他の方の参考になるようなことはないと思いますが、自分用の記録として残そうかと思っています。なので文章は支離滅裂のまとまりがないものになるかもしれません。

 

あ、あと、先に言っておくと、とてもすごい理由で中国校に残ることにした、とかではないんです…結構一般的にはこんなに人生変わる選択肢をそんなしょうもない理由で決めていいの?って感じだと思います…

 

すごい理由って逆に何って感じだけど。なんだろう。中国校でノーベル賞を取るとか?あ、キャンパスの蚊を絶滅させるとか!それめっちゃすごい理由、主に私がめっちゃ助かる、夜中に毎日のように刺されて起きて寝れないってことがなくなる!!!蚊取り線香をキャンパスに広めるとかね!蚊よ、往ね!!!

 

まず何があったかというと、皆さんご存知の通りコロナウイルスの流行で半年間キャンパスには戻れず、オンライン授業でした。そのままDP1を終え、夏休みに突入。それでも全くキャンパスに戻れる兆しが見えない。

 

それに加えて次の入学するはずだったDP1のインターナショナルはビザ取得できる可能性が非常に低かったために、DP1のインターナショナルは誰も入学できないという状況。

 

そこで私たちDP2インターナショナルの生徒で浮上した選択肢は、「他のUWCに編入」。なんでインターナショナルの生徒限定かというと、中国にいる生徒はすでにキャンパスに戻れているのですがインターナショナルだけが戻れていないという状況にあるからです。

 

ちなみに学校側はこの選択肢をとても薦めているというわけではありません。理由としては学校が変われば授業体制がかなり変わっていたり、自分のとっている科目が編入先では教えられていない等のリスクがあるからです。

 

ですが、その手続きをして編入した人たちも一定数います。そういう時はちゃんと学校側も最後までサポートしてくれます。どれくらい編入したかというと、私の各教科のクラス(10-20人くらい)につき一人二人くらい、他のUWCに編入していきました。

 

編入するメリットとしては、やはりUWCの醍醐味であるresidential lifeやIBのオンラインでない授業、ちゃんとした対面式のディスカッションが飛び交う授業を受けられるから、といったことがあげられるかと思います。

 

私自身は7月末まで全く編入等の選択肢は考慮していませんでした。なんでかというと単純に自分に近かった人で編入した人がいるって知らなくて、ぼんやりなんとかなるかなあって思っていたからです。危機感がない、とも言いますね。

 

考えたきっかけは8月上旬に同期(同じく日本協会中国校派遣生)の子から休学するかもしれない、という知らせを受けたことです。皆そういうことちゃんと考えてたんだって初めて知って自分はどうしようって危機感を初めて持ちました。

 

友達と頻繁にメッセージやってたら危機感を早めに持っていたのかもしれませんね…ははは…

 

そうして編入と休学の選択をする生徒が結構いるんだって知った私は。めっちゃ焦りました。

 

周りがなんかやっていると自分もやらないとっていう気分になるということ。実際に中国に全く戻れそうにない状況に今まで現実逃避していたけど、不安が増してきたということ。そしてもうすぐDP2が始まるから決めるならば早く決めないといけないということ。

 

そのせいで大学進学を決めた時並みに悩みました。

 

中国校に残る欠点としては、いつ戻れるかわからないということ。寮生活が楽しめないこと。利点は授業体制は自分の見知ったものだし、確実に自分の選んでいる科目の授業を提供しているということ。

 

他校に行く欠点としては、IBで一番大変と言われているDP2一学期の時期に勉強に支障が出るかもしれないということ。利点としては寮生活があること、対面式の授業であるということ。

 

ちなみに休学は元からしない、とかなり早くに決めていました。理由としては、休学した1年間を有意義に使える気がしないからです…IBの本質的なものなのですが、IBはたくさん量を勉強すれば成績が上がるということはなくて、質がとてもとても大事だと感じているので1年間勉強しなおしても変わらないかな、と。

 

それに加えて、自分がやりたいことが特にないからです。ボランティアしたい!働きたい!とか1年間バリバリ活動できたらいいと思いますが、コロナで外出自粛な中でやっぱりできる活動も限られる上に、やりたいことをまだ見つけていないから。

 

大体こんな感じです。でも編入と残るのを天秤にかけたところで、どれも手放しがたい利点があったり唸ってしまう欠点があったりしてどうしようもなかったんですね…

 

結果的に中国校に残ることにしました。

 

その、決定的な理由っていうのが説明しずらくて自分でもよくわからないのです…でも中国校に残ろうって最終的に思った理由って社会的にみたらしょうもないのかもしれないけど、私にとっては大事かなって思ったのでそうしました。

 

それが何かというと、CSCで会った人たちともっと時間を過ごしたい、バブルティーも飲んで食べ物をオーダーしたい、中国語を中国でもっと使ってみたいっていう理由です。

 

こんな理由、中国に戻れることが前提なので戻れなかったら意味がないことですが、なんというか、考え続けていて将来の先の先の先の全く見通しが立たないことをこうだったら、ああだったらって悩むのに疲れたんです。

 

特に大学進学で悩んだ直後だったので。大きな選択肢をやっと決めたぞ!ってなった直後にこれでしたから…

 

そして未来の自分のことよりも今の自分を大切にしよう、未来の自分は未来の自分がなんとかやって幸せにしてやるだろう、って思いました。自分が今を幸せに生きたいと思った時に、バブルティーをもう一度友達と配達料割り勘して、健康が〜!砂糖が〜!って言いながらガバガバ飲みたいって思ったんです。

 

 

本当に、大した理由じゃないのです…でも今の自分にとって大事なものを、社会的に、将来的に大事でないっていう意見に、のまれたくないなって思いました。