日本の大学を目指すことにした理由
夏の宿題、まだ完全には終わっていないけど終わる目処が立ってきたので今気持ちが向いているうちにグダグダ悩んでた大学進路について書こうと思います。
ただ、本当に気持ちの整理が完全についたわけではなくて、文が色々まとまってないと思います…多分読みにくいです、ごめんなさい…
まず何から書こう。時系列でどういう風に悩んでいたか書いて行こうかな。
まずはUWCなんて知る前は日本の大学しか考えていませんでした。UWCに行くことが決まってからも、日本に帰ってきて得たものを社会に還元したいって思っていたので日本の大学を考えていました。
あ、ちょっとここで注意。この記事ではアメリカ大学と日本大学の二つを悩んでいて、アメリカ大学はアメリカ国内の大学で、日本大学は日本の大学を指します。実際に存在している「日本大学 Nihon University」の方ではなくて、日本「の」大学を省略して「日本大学」って書いているので紛らわしいかもしれません。
でもこの記事でNihon Universityの方の日本大学については書かないです。
あと大前提として、順番的にアメリカ大学の合否がわかってから卒業し、日本大学の試験を受けるっていう形になります。
えーっと。アメリカ大学を考え始めたのはUWC入ってから。調べていくうちに日本大学にIBではいると、教科の難易度は一切考慮されずにめっちゃ高いスコアを求められるっていう鬼な感じだと知りました。
そこで奨学金をうまく活用して、アメリカ大学を受けて、奨学金を引いた時に日本大学の学費と同じくらいだったらアメリカ行こうって思ったわけです。
そしてそのままこの夏休みに突入。本格的に大学探しを始めるわけですが、探していくうちに自分はアメリカ大学に行って何をやりたいんだろうっていう疑問にぶち当たります。
あと、奨学金団体について調べるうちに、多分奨学金試験を受けて受かったら断ることは難しいんだなって気がしてきたため、アメリカ大学受ける前に日本に行くか行かないかを決めないといけないんだっていうことに気づきます。気づくの遅いよ私。
そして夏休みほとんど悩んで過ごしたため、あまり勉強は進まず。だめじゃん…
簡単にまとめるとこの時点での悩みの要点はこう。
アメリカ大学
アメリカ大学のいいところは、とりあえず凄そうで日本就職とかで凄いってなりそう。リベラルアーツ。人種いっぱい。大学に合格しやすい、というかUWCの受験サポートが手厚い。
解説すると、アメリカ大学のいいところであげた、凄そう、ってことなんですが、これは完全に私自身に原因があります。アメリカ大学の方が日本大学より凄いっていう固定概念が私自身にあるんです…それをぶち壊したいけど、なかなか壊れてくれないっていう自分との戦いです…
なんか海外大学の方が凄そうじゃん!周りから見られる目を気にしているからこんな感じなんだと思うんだよね。周りがどう思うかよりも自分がどうしたいかを大事にしたい…!したいんだけど、固定概念が…っていう戦いの繰り返し。
なのでアメリカの方が日本より優れている、なんていう評価は客観的には絶対ないです!!!
悪いところは、やりたいことが全くわからない。勉強漬け。ドラッグ飲酒等が怖い。人種差別が怖い。メンタル折れそう。キャンパス外のみで生活できてしまうから行動範囲が狭くなりそう。
悪いところの勉強漬けについては、アメリカ大学って私の印象ではとにかく勉強!!!なんですね。でも、私は勉強大好き人間ではないし、耐えられる気がしないっていうのと、勉強以外の活動がしたい。
ただこの勉強漬けっていうのは人によっては「いいところ」に分類される人もいるかと思います。
ドラッグ飲酒は確かに自分が気をつければいい話ですが、私には絶対に自分は巻き込まれないっていう自信がないんです。日本でもあるのでしょうが、海外は日本に比べてめちゃくちゃゆっるゆるな印象です。UWCの生徒でもこれで退学する人は年に絶対誰かはいます。
強制的に飲まされたり、知らない間に薬盛られたり。気をつけても無理な時もあるし、安全性は日本と比べたら日本の方が断然高い。
あと、人種差別はUWC中国校では中国人半分だから人種差別というものにあったことがなくて怖いっていうのがあります。特に今はコロナで、アジア人は中国人と間違われて「コロナ」って言われる差別もあると聞きます。
メンタル折れそうっていうのはまあ、食事だったりお風呂だったり勉強だったりかな。比較的日本に近い中国での三ヶ月だけでも日本食とか恋しかったし、シャワーだけの生活よりも湯船に浸かりたいし、IBで心バキバキに折ってたのに、4年も大丈夫か私?!って感じ。
もちろん自分を鍛えるって意味ではいいけど、それは自分の心に気を使わないで傷つけるというわけではないと思うし、やりすぎたら冗談抜きで精神的に病気になると思うんで。そんなに急いで自分を鍛えなくても、自分のペースに合わせてゆっくりゆっくり鍛えたいなって。
日本大学
日本大学のいいところ。やりたいことがある、働いてみたいし絵とか陶芸を習ってみたい、勉強もバイトもしたい。お金貯めて、いろんな言葉ちょこっとずつ勉強して旅行したい。安心安全なジャパン。色彩検定とか、資格勉強して取りたい。漫画とかアニメも楽しみたい。メンタル安心。
えっと、日本大学は要は具体的にやりたいことがあるんです。全部趣味っぽいけど、その趣味と社会貢献と勉強が同時にできるかなって。日本大学は海外大学に比べてゆるいっていうけど、ゆるいからこそ勉強以外のことができると思うんです。
お金貯めて、アジアに興味があるんで中国語勉強を続けたり、ミャンマー語とかちょこって勉強して、現地に旅行に行って、屋台とかでコレちょうだいって現地の言葉で言って楽しみたいんです。
これは中国で中国語勉強初めて一、二ヶ月でイヤホンを買いたくて、でも見つからなくて店員さんと頑張って話してみてっていうのがすごくすごく楽しかったからです。完全にマスターまではしなくていいんですが、その勉強した言葉が伝わったっていうのがとても嬉しかったんです。
多分これは私個人の場合なんですが、私は英語は勉強したというよりも、5歳から叩き込んだって感じなので、未だに冠詞って何?っていうレベルで、言語を一から学ぶっていうことをしてなかったんです。それで初めて中国語を「勉強」して、話せたっていうのがとても楽しかったというか。
あと現地に行ってその生活を見たい。中国でプロジェクトウィークしたときに、中国語は話せなくても物凄い刺激を受けました。言葉が分からなくても経済格差、教育格差がわかるんです。
あとは普通の大学生活がしてみたい、というか。下宿とかしてみたりして料理とかのスキルを身につけたいっていうのもあります。
日本大学の悪いところ。とにかく受験が難しい、UWCは全くサポートしないから自分一人の孤独な戦い。英語が鈍る。キャンパス内では刺激が少ないかも。気を引き締めないとダラける。
受験が難しいっていうのはツイッターで何度も愚痴っていますが…もうね!!!IBって教科によってスコアの取りやすさが本当に雲泥の差!!!
例えば私の取っている(取りたくはなかった!でも仕方がなかったんだ!運が悪かったから!)English A literature。これなんかネイティブでさえも7とるのは超超超超超難しい!!それに比べてChinese ab initio!日本人の私なんか、特に何もしなくても普通にすれば7!!
お願いだ、わかってくれこの難しさを…特に人生ずっと英語圏で生活していた帰国子女のIBスコアが高いの求められるのはまだいいとして、私たちは2年間しか海外生活してなくてその2年間でIBをやってたんだ!その、個人個人の難易度の違いを…わかってほしい。
あとUWCは日本の帰国入試全くサポートしません。だって日本語で募集要項とかあるしノウハウもないからね。自分一人の正真正銘孤独な戦いです。予備校とか行くという選択肢もありますが、私のいる田舎では帰国生用の予備校とかいう洒落たものは多分ないです。だから自分一人です。小論文とか面接対策も一人。
英語は絶対なまるね。だって口の筋肉が衰えるもん。すぐに衰えます、話さなければもう、それはそれはジェットコースター並みの速度で衰えます。日本で話せばいいじゃないかってなってもそれは違うんです。
これは私自身の好みの問題かもしれませんが、私が日本の友達と英語話しても、日本語英語が返ってくるわけですよ。好き嫌いするなって言われたら確かにそうですが、ひどい日本語英語を中学高校で聞き続けて、UWCに行って綺麗な英語聞いてやっと浄化された気分でした。
だから日本での維持はよっぽど本当に本当に本当に頑張らなければ絶対無理。私なんか多分小3が英語のピークだったんですが、英語環境から諸事情で離れることになったせいで、バンジージャンプかって言いたくなるくらい落ちました。その私が保証します。
なので日本大学行くとしたら絶対一年は留学します。あと、教科書とか英語の教科書とか稼いだお金で買って、教科(経済とか情報とか)の勉強とかは、日本語でも英語でも並行でやりたいと思っています。英語の教科書高いけどね。
キャンパス内では多分刺激が海外大学に比べたら少ない。そもそも人種オールというか、ほぼ日本人だもんね、そんなに刺激はないのんびりした感じじゃないかと思っています。あと日本大学はアメリカ大学よりも勉強の強制力(アメリカではめっちゃ頑張らないと進級できないと思う)がないからダラけやすいかと。
だから自分との戦いですね、自分が自分に厳しくないと何もしないまま4年間が終わる。
他にもグダグダ
ま、こんな感じです。多分読んで頂いたらわかると思うんですが、圧倒的にやりたいことは日本大学の方がイメージできているという状態です。
あと絶対「後悔しない選択肢」なんてないと思うんですよ。だってどっちかを選べばどっちかを必ず失う。だから「やりたいこと」がどっちの方がもっとやりたいかっていうので選ぼうと自分の中で思いました。その点でアメリカで何がやりたいの?って聞かれても「これ!これがやりたい!」っていうのが一つも思いつかなかったんです。
ただこれだけで簡単には終わりませんでした。ちょうど、前通っていた日本の高校に足を運ぶ機会があり、何人か先生たちと話すことがあったんです。
そこでちょこっと相談したりして。いろいろ話は聞いたのですが、どっちかというとアメリカ行ったら?っていう印象でした。バイトは大学卒業後でもできるけど、アメリカ大学行くのは今しかないし、とか。あと行く能力があるなら行ったらいいんじゃない、って感じな気はしました。
でも確かにバイトは大学卒業後できても、その時は多分就職しているし「学生時代のバイト」ができないし思うように旅行とかできないんじゃないかとか。それに大学だってお金さえあれば二回行くことはできるし、何も18-22歳しか大学に行けないというわけではない。
あとこれは自分の中でも何度も自問自答しているのですが、「行く能力があるなら行く」っていうのが分からないんです。UWC行かずに日本にいたら多分そうしていました。行きたい大学ではなくて、自分の能力、偏差値があっている大学を目指すって。
でもUWC行って、「行く能力があるから行く」ということに疑問を持ち始めました。「行きたい理由があるから行く」の考え方がアメリカ大学では主流なんです。その考え方を初めて知って、納得して、それで能力があるなら絶対に行かないといけないんだろうかっていうのでストレス抱えるほど悩んだり。
まあ、そんな感じで社会的には「海外の方が日本より凄そう」っていうバイアスがあって、それにかなり自分が影響されているんじゃないかなって気づいて。ただ生まれてからずっとその考えが染みついているため、なかなか踏ん切りをつける勇気が出ずにウジウジしていますね。
だけど。あ、これは今書いている最中に気づいたんですが、日本とアメリカって区切りをつけているからその固定概念に囚われやすくなっているんじゃないかと。
アメリカ大学の条件を、そのまま日本にそんな大学があるとしたらって考えるとすると。日本の中に、人種がいっぱいで英語でリベラルアーツで受かりやすいし学歴高そうだけど、入ったら勉強漬けじゃないと追いつけなくて課外活動も学校はたくさん提供しているけどバイトはできず旅行もできず、自分が自主的に探したり始めたりする活動がないとすると。
すんなり日本大学を選べる気がします。
あ、じゃあやっぱり私は日本大学を受験しようかな。もちろん帰国入試で落ちて一浪とか全然あり得ますが…それに「やりたいこと」は日本大学の方がたくさんあるし。そこにやりたいことがある以上、それを選ばない理由はないですね。
それとUWC行って、自分には足りないところが沢山あるって自覚しました。とっても未熟。
具体的にいうと、本を読んでいない、ニュースに目を通していない。語彙力が低すぎる。歴史とか文化とかの教養の身につけ方が甘い。積極的な活動が足りていない。自分のやりたいことを探していない、探していなくて、やりたいことが偶然見つかるのを待っていて自分が甘すぎる。生活面でも自分に甘い。
それって日本でもできることで、というかむしろ日本で自分を磨き直してから海外に行くべきだなって思いました。日本語英語問わず、文学とか論文をとにかく読んでいろんな考え方を知る。もっと豊かな人間にならないと、海外に行ったら刺激が多すぎて全て吸収できる人間になれない。
せっかく行くなら、全部吸収しないともったいないじゃないですか。自分が豊かでないと、ガラスのコップに水を注いでも溢れてしまう。もっと器を大きく大きくしてから行かないと、受け止められない。海外で学ぶのを諦めたわけではないので。
それに日本大学に行くのは妥協で行くのではない。自分が行きたいから、日本大学でないといけない理由があるから行くんだっていう意識をしっかり持っておきたいです。
なんか進路選択では自分の価値観と社会の価値観の違いに苦しみことが多かったかなって気がします。でもこれは自分の人生だし、自分を保ち続けることがとても難しいんだけど、とても大事だなって。
予想通り、まとまりがない文になってしまいました…とてもとても個人的で思考があっち行ったりこっち行ったりな話でしたが、読んでくださってありがとうございました!!いつもツイッターとかブログとか読んで頂いているなっていうのを見て、嬉しいです!励みになります!!